大正4年創業以来100年、「温故知新」をテーマに京黒紋付染め一筋に歩んでまいりました。
紋付は「並んだ時に違いが分かる」と言われるくらい、黒の濃度に差が見られます。より濃い黒が高貴とされ、どの工場も競ってより深い色を追い求めたものでした。
京都紋付は黒色だけに反応し、より深い黒にする加工方法、
「深黒染め」の開発に至りました。
そして、着物が日常生活から離れ、洋服が生活の主流となった現在、我々は着物職人の技を継承するためにその技術を洋服に取り入れることを試みています。伝統の技を守り、発展させる為に。
京都紋付は、高い技術力と斬新なアイディアを持って新たな黒のあり方を追求し、お客様の思いに答える事を「心」とし、挑戦を続けています。 |