藍(あい)は、人類最古の染料です。有史以前から人類は藍を使って染色をしてきました。世界には多くの藍の種類があり、日本でも幾種かの藍植物が染色に用いられてきました。その中で「日本の藍」すなわち”Japan Blue”として、その美しさや効用が世界に知られたのがタデ科の「蓼藍(たであい)」です。この蓼藍は、他国でも藍植物として利用されていますが、日本では、100日もかけて藍葉を醗酵させた染料「すくも」を、堅木の灰汁で溶き、大きな甕で何日もかけて「ふすま」や「芋」、「石灰」、「灰汁(あく)」、「酒」と共に醗酵させ、その液中で幾度も染め重ねます。「天然灰汁醗酵建藍染(てんねんあくはっこうだてあいぞめ)」というこの技法は、四季のある日本で、1年中藍染が出来るように考え出された世界に類の無い日本の技術です。 本藍染雅織工房では、徳島の阿波藍製造技術無形文化財指定の佐藤昭人さんの製造された「すくも」を天然灰汁発酵建ての技法で建てた藍の液を使用して、糸を絣染めや無地染めし、織物を作ることを中心に、絞り・蝋纈・型などの布染め技法で染めを行っています。
1,980円(税180円)
3,300円(税300円)
4,290円(税390円)
1,580円(税117円)
110,000円(税10,000円)
5,500円(税500円)
5,060円(税460円)